船内で血抜きし内臓を摘出後、姿形でマイナス60度で船内冷凍されるので鮮度、身質も良く上物に関してはグレードが高いものが多いです。冷凍技術が発達したことで、流通管理の難しい生まぐろより、冷凍まぐろの方が味の評価が高いこともあります。

インドまぐろとも呼ばれ、くろまぐろと共に高級まぐろとも知られています。くろまぐろ同様に赤身、中トロ、大トロがとれ、その身は旨みが強く濃厚。脂にも甘みがありお寿司やさんや、割烹料理やさんなどの高級店で好まれて使用されています。流通量が少ないうえ、発色が鮮やかな分、色変わりが早いので、あまり見かける機会が少ない高級まぐろです。

日本でまぐろといえば、何と言っても「くろまぐろ（本まぐろ）」です。お寿司屋さんで出される高級まぐろの代表です。肉質はまぐろの中で最も深みがあり、脂質が多く、そのクオリティの高さに多くの人が惹き付けられるまぐろの王様。同じ1尾の腹身でも、部位や脂の乗り方で、大トロ・中トロ・トロと名前がつけられ、異なる味を楽しめるのもくろまぐろの魅力です。

生簀で飼育されているので、必然的に運動量が落ち、それにより脂身が多くなります。つまり肉質が柔らかく、赤身がなくて全てがトロ状態のまぐろになります。 口に入れた瞬間のトロっとした舌ざわりはいいですが、やはり旨みは天然ものと比べると少し弱く感じます。ただし、近年の養殖技術の発展で、天然ものに勝るとも劣らないモノもあります。